各社出揃った「通話無料」戦争

ついにドコモが2月末に家族間通話無料サービスを開始することになった。

ソフトバンクが始めた通話無料サービス。ドコモとau は通話無料サービスはあまりやりたくなかった。

売り上げが減ることもあるがそれよりも、無料になることで、電話基地局の増強を迫られることになるかもしれないからだ。
通話無料サービスのせいでつながらなくなる可能性もないわけではない。 

しかし、サービスとしては遅すぎる対応だと僕は思っている。 


イーモバイルが通話事業に参入すると同時にイーモバイル間通話無料サービスを始める。
今年に入って急に契約数をのばし始めたイーモバイルにとってはいいタイミングだ。

auが踏み切ったのはこの春に向けての策の一つだ。
嵐のCMとリスザイルくらいしか目立っていない目新しい展開に乏しいauは家族間通話無料を始めざるを得ない。

そしてドコモはauの発表を聞いてか、家族間無料通話を発表することとなる。
ドコモの試算によると900億円のマイナスだそうだ。ちなみにこれをうめるためかどうかわからないがiモードの料金が210円から315円に値上げになります。105円上げると500億円プラスになるのです。

これで通話無料サービスは出揃った訳だが、ますますケータイ会社は横並びになる。

実際、ケータイ端末も横並び。サービスも横並び。これは競争じゃなくて、競争に見せかけた談合じゃないかなと思ってしまう。

ただし、気をつけてくださいね。ファミリー割引はみんな通話無料になるわけではありません。よく、対象となる割引サービスを契約しているかどうか確認してください。落とし穴がありますよ。