フラッシュマーケティングはどうなの?

昨年夏くらいからぶわーっと延びてきた、フラッシュマーケティング。
フラッシュマーケティングっていうとあまりピンと来ないかも知れません。
あれです。いわゆるグルーポン系です。

元はアメリカのマッサージ屋さんのプロモーションで始まったと聞いています。
驚きの価格で限定チケットを販売し、実店舗で予約を取り、サービスを受けるというもの。

日本では飲食店・旅館、ホテル、その他来店サービス業を中心に行われています。

このプロモーションではツイッターなどで期間限定的に広め、数量限定で売るものになっています。
チケットを購入するものなので、料金は先払い。その店が潰れる事もあるという類いの重要事項を了承に上に購入することになっています。
また実際に利用者が「予約」や「来店」しないとサービスを受けられないので、チケットを行使しない人も2,3割計算の上で業者が営業しているはずです。

これで失敗した例は「宅配おせち」と「たい焼き店」です。
宅配おせちは社会問題になるほどの事件になりました。フラッシュマーケティングでは宅配はやってはいけないものの一つです。チケットが必ず行使されるからです。
案の定、質が伴わなくなり、大きな事件となりました。
たい焼き店では業者からの支払いが遅く原材料が支払われなかったこともありましたが、客単価が低い事も大きな失敗要因でした。客単価が低いので、利用者が殺到してしまい、結局割り引き販売となってしまった。またチケットの管理も悪かった(コピーを使用されたことで、契約以上の数量が割引で購入された可能性があった)ことも引き金になりました。

冷静に考えるとお客様が喜んでいただけるサービスをお店側が用意する。
そのプロモーションにフラマを使う。
お客さんが安く利用でき、お店はガラガラの空き状態を埋める事ができ、フラマ業者が感謝されることが理想の映像なのですが、このバランスが崩れると誰もうれしくないものになってしまうわけです。

フラッシュマーケティングを理解した上で使う事が大事であり、お互いメリットのあるものにしたいものです。